小学生のRITZが一人でイギリスに語学留学

2022年12月2日

先日、ついに12才のRITZをイギリスに見送りました。

RITZが8才で英語を始めてからイギリス留学を計画して決心し、
そして準備を進めていき当日を迎えるまで、しなくてはならないことがたくさんありました。

このブログでは、イギリス留学について我が家で決めてきたことを書いていきたいと思います。

イギリスを選んだ理由

今年の夏は留学させよう!と思い立った春。
いや、思い立ったのはもっと前だけど、具体的に行動に出よう!となったのが今年の春。
「行先はやっぱりアメリカがいいなぁ~」と当初は思っておりました。
ですが、コロナ禍で各国が入国制限をかけており、アメリカに行くにはワクチンの3回接種が必須。
いまだワクチンを打っていないRITZには到底時間が足らず、断念せざるを得ませんでした。
他にいい国はあるかしらと探したところ、こんないい国が。
●PCR検査の陰性証明なし
●ワクチン接種証明書なし
●入国後の隔離制限もなし
それが、イギリス!

何もせず、今の身のままで行ける。
「行ける国」ということで、イギリス行きに決定!
イギリスアクセントとかアメリカンアクセントとか、この際行ければどっちでもいい。

留学期間を決める

最初HIKOは「どうせ行くんだし、小学校休んでもいいよ、2ヶ月くらい?」と欲をかいていました。
それを聞かされた当時のRITZの心境を今思うと、本当に不憫でなりません。
12才で2ヶ月。

留学学校への仲介業者の担当者には「前例がない」と言われ、当の本人からも「行きたくない」と言われ、一度白紙に。
だけどせっかくの機会だし成長のチャンス、行けば絶対RITZにとって大きな自信に繋がるはず!
HIKOが緩やかに説得し続け、1週間ほどかけて「2週間なら」と説得に成功。
●1週間だと時差が8時間あるので、体がしっかり慣れた頃に帰ってくることになる
●3週間となると小学生には少々過酷
ということで2週間に。

そして時期は、8月すぐに小学校最後の修学旅行があるので、その後に行くことにしました。
もしコロナ陽性になって帰国できなかった時のことも考えて8月後半は1週間は余裕を持っておきたい。
イギリス入国時に制限はないけれど、2022年8月現在、日本帰国時には陰性証明書が必要なんです。

仲介会社に申し込み、入金

4月上旬。
語学学校を仲介してくれるところを探し、申し込みメール。
この時点では2ヶ月の留学を検討し、RITZに嫌がられ説得を試みていたので契約に至らず。
4月下旬にはRITZから「2週間ならOK」と了承を得られた為、オンラインの個別相談をし、その後正式に申し込み。
5月上旬、入金。
指示に従い語学学校への必要書類を揃え、しばらく押し入れで眠っていたパスポートも出してきました。
航空券も手配し、ANAのエアポートサポートのサービスもつけてもらいました。
海外保険についても調べ始めました。

準備

さて、忙しくなるぞ!!
持って行くものを吟味するのはもちろんのこと、RITZの心の準備もさせていかなくては。
6月中頃にオリエンテーションがあり、それを元に用意していきました。
持ち物の準備・心の準備についてはこちら。

留学当日

ついにやってきた、渡航当日。
09:05の飛行機なので3時間前の6時にはチェックインカウンターへ。
チェックインをしてスーツケースを預け、エアポートサポートを予約していることを伝えると、
出発1時間前の08:05に再度来てくれと言われる。
うーむあと2時間弱か。
忘れ物してても取りに戻れるだけの時間ができてしまった。
朝早すぎてお店もあまり開いてないし、空港にあるガシャポンを見たり飛行場を見たりして時間潰し。
そして時間になり、エアポートサポートのお姉さんと落ち合い、あぁ行ってしまった。
エアポートサポートについてはこちら。

RITZから連絡がくるまでの、長い長い、長い夜

RITZには何度も「ホームステイ先についたらWi-Fiを接続してラインで連絡してね」と伝えておきました。
なぜなら検査ゲートで見た姿を最後に、次に連絡が取れるのはRITZがホームステイ先でWi-Fiを接続して連絡をくれるまで、こちらは完全に受け身だからです。
ひたすら待つのみ。

飛行機がイギリスに着陸したであろう日本時間深夜0時。
ホームステイ先に着いたであろう日本時間深夜3時。
朝方5時になっても連絡なし。
空も明るくなってきたし眠気もあるし、何かあれば連絡がくるだろうからと信じ、もう寝ちゃう。
翌日午後2時になってようやくRITZに送ってあったラインメッセージがついに既読に!!!
あぁ良かった。
まぁ大丈夫だろうとは思ってたけどね!ほんと、大丈夫だと思ってたよ!!
でもすごく不安でしょうがなかったよ。
連絡がつくまでの間の私、HIKOには「顔が死んでた」と言われます。
まぁね、会話もたまに無視しちゃってたしね。ごめんごめん。

イギリスの生活

遊びに行ったんじゃないんだわ。
勉強ね、勉強。
と言っても英語を習うだけじゃなく、自分で自分のことをするとか、わからないことがあったら学校のスタッフに英語で聞くとか、文化の違いを知るだとか、もはや生活すべてが勉強
時差ボケもあってか夕方には眠くなっちゃうようで、初日の夜は帰宅後すぐに寝ちゃって夕飯なしだったようです。
3日目には「まだ初日のTシャツ着てる」と言ってました。
シャワーはするけど着替えを用意するのが面倒くさいって・・それくらい疲れて何も考えたくないみたい。
毎日英語浸けだもんね。

そして学校の授業はこんな感じ。
夜までびっしり。なんなら夕飯を食べた後もまだある日も。

勉強もいいけれど、イギリスにいることも楽しんでほしい。
ご飯や景色、学校や街など、とにかく日本に帰ってきて忘れないようにたくさん写真を撮ってもらうように伝えました。
写真に映っている人たちを見るとほとんどの人はマスクしてないです。
してるのは日本人生徒らしき子供たちだけ。
気候はやはり少し寒いようで、スウェット上下があってよかったみたい。

まとめ

留学を決めてから渡航まで、およそ4~5ヶ月。
小学校や習い事をしながら、親だけで進めることなく子供も一緒にとなると、土日祝日しかありません。
私たちは書類や持ち物の準備以外にも、イギリスでの生活が困らないように「RITZに必要な準備(別記事の「心の準備」)」をしてきたつもりです。
それらはつまり生活習慣なので、1日2日では到底足りませんから、留学を決めたらその日からできることはありました。
毎日自分のことを自分でさせながら、一緒に留学先の生活を想像し、
「喉が渇いて自販機がわからなかったら」
「財布を失くしたら」
「風邪かなと思ったら」
「クラスのレベルが簡単すぎると思ったら」
「夜寒かったら」
「日本食が足りなくなって買いに行きたくなったら」
など、具体的にシミュレーションしました。

これを書いている今、RITZはまだ帰国してきておらず、今日で渡航後6日目。
RITZからのラインも徐々に減り、こちらの写真を送っても既読が付くだけでコメントが来ないようなことも少しずつ増えています。
気持ちに余裕が出てきたのかも。
「便りがないのが良い便り」、嬉しい限りです!
頑張れRITZ!

留学

Posted by HIKO